近所でひとり暮らしをしている私の母(70代後半)、
日常の家事などを自力でやるのが徐々に困難になり
ここ数か月は私が母宅に通いながら
家事や身体のケアをしてあげるようになっています。
圧迫骨折以降。
今から思えば2020年1月、
コロナ禍直前に腰椎圧迫骨折をしたことが
母の心身が弱っていったきっかけでした。
元々、神経質で不安感を感じやすかった気質が
高齢になるにしたがい強く出るようになり
(これは脳の特性として、精神科の先生に指摘された点)
私に対する依存がより強くなってきています。
向精神薬(睡眠導入剤等)は以前、少し飲んでたけど
今は断薬してだいぶ経ちます。
身体的には、杖なしでひとりで歩けるのだけど
歳とともに以前のように手が思うように動かなくなっているらしく
包丁を使って野菜などを切ることが難しいようです。
炊飯器でご飯を炊くこともできなくなってしまいました。
(ただ、私から見ると、気力の問題もあると思ってます)
そして本人的に問題なのが排泄コントロール。
このせいで外出もできません。
以前はひとりで朝、ウォーキングしてたけど
今は外にひとりでは出られません。
こんな状況で
まだ「介護」まではいってないと言えるのかな・・・「生活に介助が必要」という段階です。
私は基本的に毎日、午前と夕方の2回、
母の住まいに行って家事をやったりしています。
そして自宅の家事もあるので夫の協力は不可欠です。
私が現在、母の介助としてやっていることは
- 食事の用意全般(朝食は果物や作り置きスープ等、自分で用意して食べているが、自分では調理ができない)
- 掃除(自分ではほとんどできない。トイレ掃除なども腰をかがめたりが難しい)
- ゴミ出し
- 風呂の介助(シャワーヘッドも重くて、持つのが困難で危ない)
- 買い物全般(母は外出が困難)
- 塗り薬を患部に塗布する際の介助
こんなところでしょうか・・・。
一番たいへんなのが、食事の準備。
母は、基本的に我が家と同じものを食べているので
その点は助かってますが
少しずつ食べられるものが減ってきて
(部分入れ歯は使ってるけど)
固いものが食べにくくなっているため
野菜は細かく切ったり柔らかく煮たり、
ご飯も母用には柔らかめに炊くなど、気を使って調理してます。
少し前は母のところで私が作り置きスープを作ったりご飯を炊いたりしてたけど
最近は我が家で作って持っていくほうがラクなので
そのパターンでやってます。
母は洗濯大好きなので
洗濯だけはほぼ毎日、マメにやってます。
(その点を見ても、やっぱり「気力」「やる気」の問題はあるな、と思う。洗濯は自分でできるのだから)
干すのも自分でできるけど、干している洗濯ハンガーを室内に取り込むのが難しくなってきました。
私がいると、母はどうしても私に頼ってしまうので
体力&身体能力を落とさないために「できることは自分でやろう」と
いつも励ましてますが
「脚が動かない」とか(実際は動くのだけど、動かすのがたいへんという意味だったりする)
「何もできない」
「この先、私はどうなるのだろう」という不安感が膨らむばかりで
ネガティブ思考が激しい。
これを毎日毎日聞かされるのがキツイのですよ・・・。
母も頑張っているのは分かっているけれど。
もちろん、私や夫に対する感謝の言葉はいつもありますが。
最後に
まあ娘としてはできることをやるしかない!と頑張るしかありません。
母のことを知っている整体の先生に聞くと
今の母だったら介護認定で「要支援1」が取れるかどうか、という感じ。
しかも、超神経質で、またトイレの問題もあるので
デイサービスとかに行くのも、他人(ヘルパーさん)を家に入れるのも今はムリだし。
整体の先生はデイサービスで高齢者の筋トレなども担当していて
そういうサービスを母にも受けさせたいな~と思ってるところです。
漫画家の堀田夫妻の介護コミックエッセイ。一気に読みました・・・身につまされる。遠距離介護でよくここまでやったなぁ。身体が不自由なのに頑張るお母さんの様子に泣けてきます。それにしてもお父さん傍若無人過ぎ!続編も読みます。