今年の3月に発表されたものですが、インドERA医科大による研究で
新型コロナウイルスに対して治療薬として開発される可能性があるという食品成分のリストをまとめました。
抗ウイルス作用
これは分子ドッキング法というコンピューターを使った解析による研究だそうで
Identification of Dietary Molecules as Therapeutic Agents to Combat COVID-19 Using Molecular Docking Studies
というタイトルで発表された論文ですが、注意しなくてはならないのは、
これはプレプリントと呼ばれる、査読(評価や検証)を通過する前の論文ということです。
https://www.researchsquare.com/article/rs-19560/v1
なので、ここで挙げられている食品の成分は「新型コロナの抗ウイルス作用の可能性」があるもので
確定された研究結果ではありません。
以下、論文より日本語訳にして抜粋。
過去10年間、食用ハーブや野菜の食物成分は、副作用がない、もしくは最小限の副作用で、健康上の利点を有する多様で複雑な構造を持つとして、世界中の研究者の間で大きな関心を集めています。
これらの食物成分は、現在のCOVID-19疾患の予防と治療における漢方薬または治療薬として開発される可能性があります。
以前の研究では、クルクミン、サビニン、ベツリン酸などの多くの食物成分が3〜10μMの濃度範囲でSARS-CoVの阻害を示すことがわかっています。
SARS-CoVというのは、2002~3年に流行したSARSのことです。
ということで、SARSに対しては効果が証明されている食品成分があるということですね。
そして、以下の食品成分について、このコロナウイルスの病原性を抑制する可能性が期待されるとのこと。
- エピガロカテキンガレート(緑茶)
- クルクミン(ウコン)
- アピゲニン(パセリ、セロリ、カモミールティー)
- ベータグルカン(きのこ)
- ミリセチン(クルミ、ぶどう、ワイン、ベリー)
- ケルセチン(玉ねぎ、りんご)
- ピペリン(黒こしょう、ヒハツ)
- ゲニステイン(大豆)
- ダイゼイン(大豆)
- フェルラ酸(米、大麦、オーツ麦、小麦)
9番目は論文ではDiadzeinとなっていますが、検索するとdaidzein(イソフラボンの一種)と出てくるので、たぶんダイゼインが正しいのではと思います。
「これらの食物分子の中で、緑茶に豊富に含まれているエピガロカテキンガレート(EGCG)は、COVID-19に対して最も活性を示す成分として発見されました。」
と論文にあります。
おお、やっぱり来た、緑茶!
以前のブログにも緑茶のことは書きましたが、期待できそうですね~。
調べてみると、エピガロカテキンガレートは70~80度の温度のお湯でよく抽出されるようです。
ちなみに、新型コロナウイルス対策として、上記論文で提案されている摂り方・用量は(一日あたり)、下記のようになってます。
★エピガロカテキンガレート 800 mg、一日に3~4回に分けて、沸騰したお湯で3分抽出した緑茶を飲む。
★クルクミン 500 mg、一日に3回に分けて、ターメリックを、少しだけ温めたミルクに入れて飲む。
私自身は、レクチンフリーにしてから大豆は発酵したもの以外は食べてませんが
(豆乳も豆腐も基本的に食べるのはやめました、体調は明らかによくなりましたよ!)
上記リストそれぞれの食品成分を見てみると
健康効果が以前から言われているものばかりだと思うので
ふだんの食生活の中に意識して取り入れてみようかなと思います。
(レクチンフリー、低レクチンの範囲で)
例えば、カレーのスパイスに欠かせないウコン(ターメリック)は抗炎症作用など、様々な健康効果があるそうなので
我が家でもカレー以外にゴールデンミルクを最近、飲むようになりました。
最後に
以上の食品成分のリストについては
先に書いたように「新型コロナに関しては」今後詳しい検証が必要というものですが、
どちらにしろ、体に良い成分(食べ物)だし、身近な食品が多いので毎日の食生活に取り入れると良さそうですね!
基本のコロナ対策(三密を避ける、手を洗う、手指の消毒、など)を守ったうえで
食事・睡眠にも気をつけて体調を整えて
このコロナ流行期を乗り越えていきたいですね。
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