ネットでの作者さんインタビュー記事を読んで興味を持った、
30代独身女子の「終活」漫画『ひとりでしにたい』
え?30代で終活?と最初は思いましたが、
1~2話のサンプルを読んで興味を持ったので即購入、
面白かったので2巻をあっという間に読んでしまいました。
30代独身女子の「終活」漫画「ひとりでしにたい」
Photo by Roman Kraft on Unsplash
内容紹介
いわゆるバリバリのキャリアウーマンで、優雅な独身生活、余裕の老後を謳歌していたかに見えた伯母がまさかの孤独死。黒いシミのような状態で発見された。その死にざまに衝撃を受けた山口鳴海(35歳・学芸員・独身)の人生は婚活から一転終活へ。死ぬのは怖い。だけど人は必ず死ぬ。ならば誰より堂々と、私は一人で死んでやる。一人でよりよく死ぬためには、よりよく生きるしかない。愛と死をひたむきに見つめるフォービューティフルヒューマンライフストーリーの決定版誕生!
作者のカレー沢薫さんのインタビューによると
老後への漠然とした不安からいろいろ調べ始めたことが
この漫画を描くきっかけだったそう。
彼女自身は結婚しているけど(子供はいない)
順当にいけば親や夫が先に逝き「私が最後にひとりになる可能性が高い」と気づいた。
カレー沢さんは「人付き合いが苦手なので、なるべく人に迷惑をかけずに済ませたい。そのために頑張ってお金を貯めればなんとか乗り切れるのでは…とリサーチしたのですが、残念なことにお金だけは解決できない問題が続々と出てきてしまいました。」
とも語っていました。
漫画の中には、「うん、そうだそうだ」と共感できるセリフ、
例えば
「結婚すれば将来安心って昭和の発想でしょ?」
「子どもが面倒を見てくれる老後なんて都市伝説」とか・・・。
「孤独死」「終活」のようなシリアスな話だし
なるべく避けたい話題なんだけど
シニカルな笑いもちりばめられていて
笑いながら読んでしまいました。
(だけど、ひとりで亡くなる人すべてを「孤独死」と一括りしてしまうような、現在の日本の風潮は納得できない、と個人的には思います。ひとりで亡くなった後、発見されるまでに時間がかかりすぎてしまい、残された人たちに迷惑になってしまうような状況は、行政その他の対応が改善されれば減っていくはずだし、そういう社会になることを願っています。)
これまで何も考えずに、アイドルオタをして生きてきた主人公女性に
冷静で鋭いツッコミを入れる後輩君(男)
この二人のかけ合いが笑えます。
そして、親や親戚との関係も「あるある」で共感できるところが多かった。
(親にどうやって彼ら自身の「老後・終活」を考えてもらうか、主人公が苦心。「縁起でもない」って言われてしまうんですよね・・・)
2巻まで読み、まだ物語は続いてますが
結果的には「30代から始める終活」っていうのは決して早すぎることはない、と思いました。
というのが、例えば30代で住宅を購入する人も(既婚、未婚に関わらず)いますよね。
持ち家がある、ない、ということは、もちろん
将来設計→終活に繋がることだから
若いうちから先々を見越して計画を立てる、行動するのは当たり前のことで。
(30代で使う言葉として「終活」は正直、抵抗ありますけども)
漫画で描かれているように、
まずは「現状把握」から始め、
自分にとって必要な情報をリサーチするキッカケになる漫画だなと思いました!
▼カレー沢さんのインタビュー記事
「サザエさんの家族構成はもはや異世界…」30代独身女性の“終活漫画”に共感の声「30代からの終活は早くない」
最後に
私もこのブログで、エンディングノートや終活について書いたことがありました。
自分のこととなると、まだまだ先、と思うけど
カレー沢さんが言うように「現代は既婚、未婚、子供あるなしに関わらず、ひとりで死ぬ可能性が高い人は多い」
となると、見守りサービスとか、これから増えてもくるでしょう。
あまり心配してもしかたないし、実際心配はしてませんが
若くて身体も頭も動くうちに「面倒なこと」を考えて、やっておく、というのは確かに重要ですね。
(だからモノも増やしたくないのです)
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お読みいただき、ありがとうございました!