以前にブログでも書きましたが、私は若い頃にドイツに短期留学していたことがあります。
ドイツ留学時代に見た、お手本にしたいドイツ流シンプルライフ - 南国シンプルライフ
上記記事を書いたときも、久しぶりにドイツを思い出して、また行きたいなぁと思ったのだけど、また最近ドイツやっぱいいよね!また行きたい!と思うキッカケがありました。
「いいものを長く使う」ベルリンのシンプルライフ
その「キッカケ」というのは、(先日もブログで記事にしましたが)小川糸さんの本を読んだことです。
彼女は仕事でベルリンに行って以来、夏はプライベートで毎年ベルリンに滞在するほど気に入ってしまったそうです。
「いいものを長くつかう」という考え方が徹底していて、個人の家でもお店でも、本当に生活に必要なものしか置かれていないのです。
どこに行ってもものであふれている日本の暮らしに慣れていると、初めはちょっと淋しさを感じるくらい。
本の中のこのフレーズを読んで、あーやっぱりそうでしょ、今でもそうなのね、と大きく頷いてしまいました。
本当に生活に必要なものしか置かれていない
こういうのは、本当に理想です。
私自身も「ものを大切に長く使う」というのはドイツで強く感じたことで、以前のブログ記事にも書きました。
もうひとつ驚いたこと。
それはものを大切に長く使う、ということでした。
部屋を見せてくれたときに
「これはおじいさんの代から使っている家具なのよ」とサラッと言う。
見るととても重厚な木の洋服ダンスで、木の扉には彫刻がほどこしてありました。
ドイツでは質のよいものを買って直しながら使い続けるのが当たり前なので、「使い捨て」前提でつくられたものがほとんどない、と小川さんも書いています。
よいものを長く使う、という考えが根付いた社会のため、消費に追い立てられることもなく「おカネを使わず、生活を楽しむ」というのが最大の美徳という価値観で誰もが暮らしている、とも彼女は記しています。
根付いている高いエコ意識
そのような、何でも長く大切に使う社会なのでエコ意識というものも非常に高く、私がドイツに留学していた二十数年前でも包装の簡易化にはとても驚きました。
小川さんもドイツのスーパーで「ビニール袋をもらったことがない」そうで「食品などを売るときに入れてあるプラ容器などのエコサイクルも徹底して社会に根付いている」と書いています。
それで思いだしたのが「確かにドイツは、当時からものすごい簡易包装だったなぁ」ってこと。
例えば、ケーキ屋さんでケーキを買うと、日本の場合は立派な「ケーキ用の箱」に入れてくれるのがふつうですよね。
ところが二十数年前にドイツでケーキを2~3個買って持ち帰ったときにビックリしたのが、ケーキ(いわゆるホールケーキをカットした三角のもの)を厚紙の上にのっけて、それを薄い包装紙でくるっと包んだだけという、超簡単な包装だったこと。
その簡易包装のケーキを、大事に手のひらの上にのせて帰ったことを今も覚えています。
(”ドイツ ケーキ 包装” で検索すると画像が出てきますよ~)
日本だったら、紙にクリームがくっついちゃう、とかクレームが出そうな包装でした。(ドイツの人はそのへんは気にしないみたいですね)
包装が少ないと、ゴミが減っていいですよね。
そういうエコ意識が当時からかなり高かったので、ゴミの収集の頻度も日本に比べて少なかったです。(地域によって差があったかもしれません。)
今では、ドイツでは、使い捨て容器を全くしないスーパーも登場しているそうですよ~。
ドイツ初 使い捨て容器を全く使用しないエコスーパー “Unverpackt” – Akihiro Yasui
最後に
小川糸さんがベルリンの生活が気に入っている、と知り、昔ドイツに住んだことがある私は彼女に勝手に親近感を抱いてしまいました。
個人の家でも店でも「本当に生活に必要なものしか置かれていない」と彼女が形容するドイツ。
そんなシンプルな生活が根付いたドイツを久しぶりに訪問して、この目で確かめたいなぁという気持ちがむくむくと沸いてきました。
(でも、その前に行きたい国がいくつかあるんですけどね~!行きたい所が多すぎてたいへんです 笑)
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お読みいただき、ありがとうございました。