ゲノム編集の食品が
ふつうにスーパーで売られてますが
皆さま意識してましたでしょうか？
私は堤未果さんの本を読むまで
すでにそんなに身近にゲノム編集の食品が来ているとは
意識してませんでした。
ルポ・食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか？
堤未果さんの新刊「ルポ・食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか？」
を読み進めているんですが。
本の内容紹介
ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業……
あなたの食べ物は知らぬ間に入れ替わっている!
ベストセラー『デジタル・ファシズム』の著者が暴く〈フードテック・ファシズム〉
・もう牛は殺さない「人工肉バーガー」
・粉ミルクはもう古い! 赤ちゃんは培養母乳で
・「ふるさと納税」デビューしたゲノム編集魚
・〈原子力ムラ〉の次は〈ゲノム編集ムラ〉!?
・〈デジタル農業アプリ〉の真の目的とは
・食が〈特許〉で支配されるディストピア
・地球の砂漠化を防ぐにはバッファローを見よ!
…etc.
巨大資本が仕掛ける強欲マネーゲームーー〈食の文明史的危機〉を描き出す衝撃作!
堤未果さんの新刊が食に関する本だと聞いて
これは必ず読まなくては！とすぐ購入しました。
上にあげた紹介でも分かるように
食にまつわる現在進行中の怖い話が満載。
「サステナブル」「ビーガン」という
一見魅力的なラベルを張られている「人工肉」には
私はもともと食べたいとか関心は全くありませんが
気をつけたいのは
日本のスーパーでも普通に売っている
ゲノム編集の食品、トマト。
GABAが多いというのが売りで
「シシリアンルージュ」という名前で見かけますね。
私は絶対買わないけど。
ゲノム編集とは
生物がもっている遺伝子を効率よく編集する（書き換える）技術。
プロセスが従来の遺伝子組換えと同じという専門家の意見も聞きます。
ゲノム編集は人体への安全性、環境への影響は未知数、
ゲノム編集のトマトが従来のトマトと交配してしまう可能性も指摘されていて
本当に恐ろしい状況になってます。
しかも、ライセンス料は外資に入ってしまう。
2019年6月、トランプ前大統領がゲノム編集食品推進を各国に求める方針を打ち出し、
その方針に従うように日本政府も動きました。
厚労省はゲノム編集食品は品種改良と同じ、と見なし
安全審査も必要なし、
国に届け出をするかも任意の企業任せ、
もちろん「ゲノム編集」という表示義務もありません。
日本は国をあげて国産ゲノム編集食品の開発に力を入れており
（つまり私達の税金が投入されている）
ゲノム編集の養殖魚なんかも開発されているし
岡山と茨城ではゲノム編集の小麦の作付けも
2021年に始まっているそう。
今のように各国政府のゲノム編集容認が進めば
20年後には世界の新品種の約半分が
少なくともひとつの特許つきのゲノム編集の形質を持つ製品で占められる
と言われている
と本にありました。
最後に
国産の食品だ！と喜んでいたら
知らずにゲノム編集の食品を食べさせられていた、
なんてことがこれから起こってくるのでしょう。
ぼやっとしてたら
何を食べさせられるか・・・。
ご紹介したゲノム編集の食品については
この本の内容の一部にすぎず
私たちの大切な食べ物が、未知のフードテックにより
知らない間に入れ替わっていく事実を
世界と日本に取材して、様々な角度からルポしている本です。
絶望的な気持ちにもなりますが
本の後半では、そういった流れに逆らう素晴らしい取り組みをする人々も紹介されています。
必読の本だと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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