先日、ラジオ(荻上チキセッション)に
京都大学大学院教授の鎌田浩毅先生が出演されて
富士山噴火についてのお話をしていました。
富士山噴火については多少は知っているつもりでしたが
時期についてなど、知らないことも聞いたのでまとめておきます。
富士山噴火と南海トラフ巨大地震
Photo by Ying Gong on Unsplash
鎌田浩毅先生は火山や地震が専門の地球科学者。
富士山噴火や南海トラフ巨大地震等についてのご著書もあるようなので
読んでみたいと思っています。
鎌田先生のお話によると
大前提として
南海トラフ地震は2035年プラスマイナス5年、
つまり、2030年から2040年に起きる。
そしてこの地震は「必ず起きる」
パス(起きない)はない。
南海トラフ地震が2030年代に起こる、ということは
よく知られている事実なんですかね?
私はこれ、初耳でした。
(それに対して、首都直下地震はいつ起きるか分からないそうなんです。)
以下、先生のお話の要点。たくさんありますが・・・
- 南海トラフ地震が起きた後に、富士山噴火が起きる
- 前回の富士山噴火は1707年で、この噴火は南海トラフ地震の49日後だった
- 前回、江戸時代の富士山噴火は、その前から200年も経っていて、ため込んだ分、大きい噴火になったが、現状は300年噴火していないので、単純に考えて1.5倍の大きさの噴火になる
- 2021年に改正された富士山噴火はハザードマップでは、溶岩流が神奈川県まで到達するとされた
- マグマ量が多いと溶岩も早く流れ、例えば富士吉田市では噴火後2時間で溶岩が到達する
- 溶岩は900~1000度の高温で家なども焼けてしまうが、速度は徒歩から自転車並みなので逃げることはできる
- 溶岩が冷えるのには1~2か月かかり、流れる場所によっては関東と関西の物流が分断される
- 富士山には火口が100か所あるが、最初の被害を起こすものは水蒸気爆発後に飛んでくる噴石(1~2キロ範囲)
- 火山灰が飛んでくるが、これはガラスのかけらであって、大きさは小麦粉くらいのパウダー
- このガラスが粉になった火山灰が目、鼻、喉にはいるとたいへんなことになるので、マスク、ゴーグル、レインコートで防御する
- また、火山灰は家の中に入れないことが重要
- 晴れると積もった火山灰は舞い上がり、雨が降ると漆喰のように固まる
- 車のフロントガラスに積もった場合、ワイパーで除去しようとするとすりガラスになってしまう
- 噴火の後は、電線がショートし、電気が止まる
- パソコンやスマホは火山灰が入れば使えなくなる
- 首都機能はマヒする
と、まあこんな感じのお話でした。
凄まじいシミュレーションですが
明るい感じでお話する先生が印象的でした。
私が知らなかったのは、南海トラフ地震の後に、富士山が噴火するという順番。
それで、とにかく備えが大事ということで
鎌田先生のお話では
- 電気は止まるので、水、食料、簡易トイレの備蓄が必要
- ネットはダウンするが、ラジオ局は自家発電を備えている。こういう時はラジオが強い
- マスクについては、今、感染症対策で使っているマスクでOKなので備蓄しておく
スマホやPCについては
火山灰に強い仕様のものをメーカーさんで開発してもらわないとならない、とのお話。
私は沖縄に住んでいますが、
無関係とは決して言えません。
本土には親戚や友人も住んでいるし
自分たちも本土に行くことがあり、その時に被災するかもしれません。
地震などの災害に対する備えとしては
まだ十分ではないけれど、
食糧はローリングストックで多めに備蓄したり
簡易トイレも用意しています。
用意してあるのはこの二種類と黒いビニール袋。
携帯ミニトイレ プルプル お手軽タイプ(18個入)【携帯用トイレ】【行楽用品】
最近、夫と話しているのは、長期の停電に備えて
ポータブル電源を買っておこうか、ということ。
彼が仕事でもたまに使うし、調べて買おうかなと思っています。
最後に
鎌田先生のお話は聞いておいてほんとによかった。
地震も噴火も必ず起きることなので
後は備えるしかないですからね。
備えを見直す機会になりました。
というか、根本的なライフスタイルから見直す必要がありそうです・・・。
江原さんも、今年は「亀裂」の年ということで、地震や火山に注意喚起してました。
ところで鎌田先生がおっしゃっていたことで気になったのが
91年のフィリピンのピナトゥボ山噴火では
気温が0.5度下がり、寒冷化が起きた。
先日のトンガのような噴火がこれから立て続けに起きた場合、
地球が寒冷化する可能性もあり、今の温暖化を前提としたカーボンニュートラルを進めていいのか?
というお話でした。
(ちなみに30キロ離れていると、別の火山と関係なく活動しているので、トンガの火山が富士山に影響することはないそうです)
寒冷化となると、食糧危機にもつながっていくということかもしれません。
今できることとしては備蓄ですが、
夫が特に自然農法に興味があり実践もしていたので
自分たちで野菜等をまた作りたいということは、ずっと考えています。
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