元朝日新聞記者のアフロえみ子さんが
アエラに書いていた記事「まもなく訪れる老後ライフ目前に家を売却したワケ(その2)」を読みました。
「ローンを組んで家を買うのは今や狂気の沙汰かもしれない」というえみ子さんの主張、
私は大いに共感できました・・・。
老後ライフを目前に家を売却したえみ子さん
えみ子さんと言えば、冷蔵庫も洗濯機もエアコンもない部屋に住んでいて
なかなか興味深い生活を送っている方だなぁと思ってましたが
(私には絶対マネできません💦)
30歳のときにローンを組んで買った家を、ワケあって売却、
それが購入価格のなんと6分の1の価格だったという・・・
そこまで大損しても家を売らざるを得なくなったということで
今の時代、「何十年ものローンを組んで家を買う」ことは狂気の沙汰かもしれない、と
これから家の購入を考えている方に向けて心からの忠告をしています。
いわく
- 不動産の価格というのは、当てにならないというリスク。今やゼロ円物件もある時代。(えみ子さんの場合は価格が1/6に暴落)
- 家を買ったときに考えている「将来のプラン」が、その通りに進む可能性は低いかも。(えみ子さんの場合は家のある関西に住めなくなった)
「家賃を払うつもりでローンを払う」(投資ではなく)
そしてその家に住み続けられるならいいんですよ、とえみ子さんもおっしゃっていますが
その通りだと思います。
彼女のコラムはこちら。
我が家の場合
我が家の場合は、結婚した10年前、
旦那は「土地を買って家を建てる」というのは当たり前のことと考えていて
候補の土地もあり、彼は実際に購入を検討していたようです。
が、私があまり乗り気ではなくて。
その頃は、今ほどは「持ち家はいらない!」と強く思っていたわけではないのだけど
ひとつには、彼が候補に挙げた土地を見に行ってもピンとこなかった、ということがありました。
そんなこんなしているうちに
2011年の東日本大震災が起こり
それをきっかけに沖縄に移住することを決めたわけでした。
もしも、持ち家が関東にあったら
移住したいと思ったときに足かせになって
移住できなかった可能性が高い。
災害も多発する現在の日本、私たち夫婦の現在の考えとしては
「持ち家はリスクが大き過ぎる」から買わない。
それに、怖いご近所トラブルもあるし、
持ち家だと、賃貸のようには引っ越せないのは、万が一迷惑隣人だったらリスクが大きすぎます・・・。
また、私たち夫婦の親を見ると
- 私の実家 → 東日本大震災の一年後に、東京の持ち家を売却(中古で購入・リフォームした家でしたが、購入価格よりも高く売れた)
- 旦那の実家 → 義両親が2人ですんでいるけれど、子供たち(私の旦那や兄弟家族)が、将来的に住む予定は全くなし。
という状況。
旦那の実家はいずれ売ることになりますが
近所の家の状況を見ると、最寄り駅も遠く、簡単には売れなさそうな地域です。
持ち家をすべて否定するわけでは全くないし
ライフスタイルや財産、家族構成によっては持ち家があるほうが良い場合ももちろんあると思います。
高齢になったときに家があるというのは安心材料でもありますね。
が、少なくとも、私は実家や親戚、知人の、持ち家の有無を観察してきた限り
えみ子さんの言うように「ローンで家を買うのはリスクが高すぎる」という意見に賛成です。
雇用、収入も不安定な時代だし、ローンを安定して返せるか?も分かりません。
キャッシュで買える価格、
そして「価値がゼロになるかもしれない」買い物である、と割り切ることができるなら
家を買うのもアリだとは思っています。
最後に
私の親世代では「家を持つことが一人前の証」という時代でした。
「土の時代」でしたからね。
でも、この年末に訪れる「風の時代」は「移動」がキーワードのひとつ。
財の蓄積がキーワードだった「土の時代」から、
軽やかに移動する「風の時代」へ。
「物質に縛られず」また「フットワーク軽く生き」
風の時代に乗って進んでいきたい、と願っています。
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