昨日の記事で、留学中のドイツで見たシンプルライフについて書きました。
20年以上前の話ですが、記事を書いていくうちに「そう言えば留学中の荷物はミニマルだったなあ」と当時の持ち物のことを思い出しました。
ドイツ、そしてのちにイギリスに留学して、合計1年間滞在しましたが、その間の荷物はスーツケースひとつだけという「ミニマリスト的」生活でした。
留学に持って行ったもの
私が留学のためにヨーロッパに飛んだのは、大学を卒業した年の5月。
成田からベルギーのブリュッセルへ飛び、そこで一泊してからドイツに入ったのですが、当時の私の荷物と言えば大きなスーツケースひとつ、それに貴重品等を入れる機内持ち込みのバックがひとつ。
スーツケースの中身は
預け荷物の重量制限が25kgくらいだったはずです。
スーツケースやバッグに入れていたのはどんなものだったか、思い出してみました。
ずいぶん昔の話ですけど・・・。
- 服(Tシャツやパンツ類、カーディガンなど)
- 下着や靴下
- 寝間着
- 靴は2足(スニーカーとサンダル。スニーカーは履いて行ったから荷物の中にはサンダル1足)
- タオル・ハンカチ
- 使い慣れた基礎化粧品少し(シャンプーとか石鹸は現地調達)
- CDプレーヤーとCD(好きな音楽の)
- 勉強に必要なもの(辞書、筆記用具、ノート等)
- ドイツのガイドブック
- 貴重品(パスポート、現金、TC。学生なのでクレジットカードは所持せず)
- 念の為の胃の薬
- 外国人の友達ができた場合にあげる日本のお土産(お箸など)
スーツケースが重くなるのはいやだったので、なるべく少ない荷物にしたことを覚えてます。
こうして思いだしてみると、ほんとに必要最低限のものしかなかったです(笑)
留学生にとっての生活必需品と言えないものは、CDプレーヤーとCDくらいですかね。
衣類はあまりたくさんは持って行かず、(おしゃれな服を着ていると金持ちと誤解されて安全上まずいということがあり、カジュアルな服が多かった)もし必要になるものが出てきたらあちらで買おうと思っていました。
ドイツに半年ほど滞在した後、秋になってロンドンに渡ったのですが(実はロンドンは予定外でした!)冬服を持っておらず、寒くなったのでロンドンでコートやセーターを買ったのを覚えています。
一年のヨーロッパ滞在後、増えた荷物は家族・友達へのお土産少し、語学のテキストブックや本・CDと冬服など数着くらいで、帰りも同じスーツケースひとつで帰国しました。
家具や共同キッチン完備の寮でした
ドイツでもロンドンでも滞在していたのは、通っていた学校が用意してくれた「寮」。
寮とは言っても、ふつうのアパートを「寮」にして学生を住まわせてただけでしたが、もちろん必要な家具つき(ベッド、備え付けのクローゼット、デスク)、共同キッチンもあり料理ができるように道具が揃っていました。
食材は現地で買えるもので料理。
日本にいた両親が、時々日本の食材を送ってくれたのは嬉しかったです。
当時は、当然ながら携帯電話どころかパソコンも普及してない時代。
あの頃の私はTVなし、ラジオなし、学生でお金もないので映画を観に行ったり外食したりもあまりできず、食事はいつも自炊。
学生だったから勉強が本分ではあったけれど、異国に暮らすという経験そのものがめずらしいことばかりで、エンタメがなくても退屈することはもちろんなし。
楽しいことばかりではなくて辛いこともたくさんあった留学時代だったけど、思い返すに当時の若かった私は、その体験がいかに貴重だったかよく分かってなかったです。
最後に
話がちょっとそれました。
あの頃の生活、厳密に言えば実家に荷物を置いてあったわけなのでミニマリストではありませんね。
今、ミニマリストの人たちの中には、当時の私と同じくらいの少ない荷物でノマド生活を送る方もいるようです。
そういう自由があるのっていいな、と思うんだけど、現状私には家庭があり家族がいて、とりあえず賃貸だけど定住しているから「スーツケースひとつ」っていうのは現実的ではない。
でも、スーツケースひとつの少ない荷物で一年間生活できたという経験をしたことは、
いざとなったら(って、「いざ」ってどんなときよ?というツッコミは置いといて 笑)
「持ち物が少なくて多少の不自由があっても私はやっていける」と今も思わせてくれます。
留学時代の寮のような備え付けの家具・設備があるところであれば、スーツケースひとつ分の荷物だけで引っ越せます。
関東から沖縄に移住して6年以上になりますが、この先ずっと沖縄に住むかどうかも決めていないし、旦那も住む場所に執着はなくてどこでも適応できる夫婦なので、今後も身軽にいつでも動きやすいように、理想のミニマルな生活に近づけていくつもりです。
ドイツ流のシンプルライフについての記事はこちらです。
▼ミニマルライフ・断捨離の参考に♪▼
お読みいただき、ありがとうございました。