今日もあたたかい沖縄。
まだ三が日ですが、午前中に仕事が一件ありました。
午後は時間が少しできたので、旦那のやっている畑に行ってきました。
ある方のご厚意で一昨年から土地を貸していただいています。うちから車で10分位。
旦那はふだん仕事が忙しいのでなかなか畑の手入れができないのですが、それでも畑仕事が大好きな人なので時間を見つけては少しずつ好きな作物を植えているようです。
もともとはサトウキビが生えていたような土地でしたが、草を刈り、土にゴロゴロたくさん混ざった石を取り除きなんとか作物が植えられるようになりました。
自然栽培とは?
旦那の畑では自然栽培をしています。
自然栽培というのは、いろいろな流派があるようですが、基本的には農薬はもちろん、有機肥料も含め肥料は一切使わず、不耕起(耕さない)栽培法です。「奇跡のリンゴ」の木村さんが有名ですね。
うちの旦那は東京に住んでいた頃からずっと自然栽培で畑をやっていて、色んな野菜や果物を作っていました。特に私が覚えているのはゴールデンキウィ。自然栽培で見事に甘いキウィが何十個も収穫できました。
それから、ナチュラルハーモニーだとか、関東地方で自然栽培の野菜を作っている農家さんから直接野菜を定期的に届けてもらったりしていました。
有機肥料でも化学肥料でも、肥料を施した野菜は、放置しておくと腐っていきます。市販の野菜を買って保管しておいたら、冷蔵庫のなかでドロドロに野菜が腐っていたという経験がありますよね?
でも自然栽培の野菜は腐ることはなく、枯れていきます。このように「時間が経つと枯れる」というのが自然本来の植物の姿ということです。
自然栽培の野菜を食べるというのは、理想ではあるけれど現代社会では簡単には実現しないことではあります。一般的に自然栽培は難しく、収穫は肥料を入れた畑に比べて落ちるし、商業ベースでは非常に困難で高価になってしまいます。が、うちの旦那の場合は自分たちで食べるだけなので楽しみながら自然栽培をやっています。
考えてみたら、自然栽培ってシンプルでミニマルですね。肥料も農薬も必要なし、畑も耕さずできるだけ自然に任せるわけですから。
今日の畑はこんな感じ
というわけで。
今日の畑の様子です。
そら豆の花
自然栽培なのでこんなふうに様々な野菜やハーブが雑草と混然一体となっています。
ここに写っているのはバジル、レモンバジル、わけぎなど。
雑草が生えているようにしかみえませんね(笑)
ラディッシュ
ニガナ。沖縄ではよく白和えで食べます。
ミニトマト。沖縄では冬がトマトの旬。暑い夏だと実が暑さではじけてしまうため。
沖縄ではお馴染みパパイヤ。
サツマイモとバナナ
お隣さんのバナナはこんなに育って。この間おすそ分けいただきました。
この他に、アセロラ、オクラ(シーズン終わりですが)、フェンネル、モロヘイヤ(夏に大量に収穫。今の季節にはない)なども作っています。
どの作物も収穫が楽しみですが、特にバナナは自分の畑でできたらいいな~と思っています。売っているバナナは青いうちに収穫してから熟すようにしますが、バナナは木で熟したものを食べるのが一番おいしいと聞いたので・・・!
私はあまり畑に行けないので旦那にありがとうと言うしかないんですが(沖縄の夏の草刈りは地獄のようにキツイと思います)、ほんとに自分で作った野菜の味は格別です。
自然の恵みに感謝して今日もいただきます。