沖縄本島の北部(やんばる)へと一泊二日で旅行に行ってきました。
今回の目的地は、沖縄本島最北端の大石林山(だいせきりんざん)。
前からずっと行きたかった場所ですが、なんと言っても最北端!遠い!のでなかなか実現しませんでした。
沖縄本島に住んでいると、まず滅多に本島内に泊りがけで出かけることはないのですが(小さな島なので、どこに行くにも近いから)最北端はさすがに遠く、日帰りは疲れそうなので名護に宿をとり一泊することにしたのです。
大石林山
私は沖縄本島中部に住んでいます。
朝9時頃自宅を車で出発、高速を使って許田まで行き、そこからさらに北上。
途中でトイレ休憩などをはさみ、大石林山に到着したのは12時頃でした。
大石林山とは
沖縄本島北部エリアは、「ヤンバル(山原)」と呼ばれる豊かな自然あふれる癒しの里。 そのヤンバルで、昔から聖なる地として伝えられてきた安須杜(アシムイ)の山々は、辺戸岬から眺める険しい姿とは違って、一歩踏み入ると、そこは亜熱帯の自然と触れ合う楽園。奇岩や巨石、亜熱帯の森、大パノラマなど、さまざまな表情を見せる大石林山の4つの散策コースが琉球神話の杜に広がります。 沖縄のパワースポット大石林山は、子どもからご年配の方まで家族みんなが歩きやすいトレッキングコースなので安心です。沖縄北部国頭(通称ヤンバル)の観光やトレッキング、キャンプ、自然体験にご利用ください。
沖縄に住んではいても最北端は遠いので、ここに行ったことがあるという人は案外少ないようです。
うちの旦那が、この数年間、仕事関係で出会った県民数十人に「大石林山に行ったことがあるか?」と聞いてきたけれど「行ったことがある」と答えた人はひとりもいなかったそうです。
2億年前の石灰岩
大石林山の特徴的な岩の数々。
これは、2億年前の石灰岩が長い歳月をかけて雨や風などにより侵食されて形成されたもので、世界最北端の熱帯カルスト地形なのだそうです。
美ら海展望台コース
駐車場に車を止めたら、シャトルバスに5分乗り、大石林山散策の入り口へ。
入り口付近。
4つの散策コースがありますが、私たちはまず「美ら海展望台コース」を歩きました。
やんばるの樹海や海を臨む展望台があり、また拝所(聖地)が多く点在する700m、約30分で回れるというコースです。
不思議な形の岩々を見ながら、樹々がうっそうと茂る森の中を歩きます。
パワーストーンが置いてある場所
「生まれ変わりの石」3回くぐると生まれ変われるという。
展望台からは、圧巻の大パノラマが臨めます。
眼下に広がるやんばるの原生林。
遠く与論島がぼんやりと見えました。
晴れていればよく見えるようですが、この日は靄がかかっていたようです。
私はこのコースの森の中を歩いていたときに、なんとも言えない不思議な、良い感覚にとらわれ、早く歩くのがもったいなくて30分のコースをゆっくりと時間をかけて歩きました。
どう表現したらいいのか分かりませんが、とても気分が良くて、この場を離れがたい。
時計を見たら1時間経っていましたが、この不思議な感覚は、森を出たところでサッと消えました。
亜熱帯自然林コース
バスで駐車場まで戻ることもできますが、私たちはまだ歩きたかったので、駐車場への帰路にもなっている「亜熱帯自然林コース」を歩きました。
1000m・約30分のコースです。
このコースも森の中を歩き自然と触れ合うことが出来ますが、さっきの「美ら海展望台コース」で感じたような感覚はありませんでした。
が、このコースの目玉は、素晴らしいガジュマルの巨木が何本も見られること!
御願(うがん)ガジュマル
御願(うがん)とは、沖縄の方言で願いや祈りを表す言葉。
最初にこのガジュマルを発見したときに、スタッフが写真を撮ろうとしたらカメラが2台続けて壊れてしまい、御願(うがん)をしたという場所だそうです。
(今はカメラは壊れないので大丈夫^^)
日本最大の巨大ガジュマル。精霊(キジムナー)の目撃談も多いとか・・・。
幻の花「イルカンダ」
ちょうど、イルカンダという、やんばるで見られるという花が咲いていました。
毎年咲くわけではないので幻の花イルカンダとも呼ばれるようですが、マメ科の植物で、沖縄の方言で、イル=色、カンダ=カズラという意味なのだそう。
ぶどうの房のように垂れ下がった様子が見られ「紫のシャンデリア」とも呼ばれているようです。
今回、ちょうど見頃に行かれてラッキーでした!
神秘的な場所:ユーミンのエピソード
コースをすべて歩き終わり、入口の駐車場付近で母がスタッフの方と話をしたら、
「あの、岩の続いている場所(美ら海展望台コース)のほうは、なにか特別なものを感じる人は感じるようですよ。特にあのコースの中心の辺りは。亜熱帯自然林コースよりもあちらで感じるみたいです」
とのお話だったそうで。
やっぱりね~と思いました。
あとからきいたら、一緒に行った母も同じ感覚があったようです。
私は特別に何かが視えるという体質ではないですが、スピリチュアルなことはわりと信じるほうです。
この「大石林山」には、たくさんの有名な人たち、芸能関係の人たちも訪れているそうで、その時のエピソードが掲示されていました。
例えばユーミン(松任谷由実)が来たとき。雨が降っていたのだけれど彼女が
「器楽の神様にお会いしたい」
と言うので、天候も悪くて困ったなと思ったスタッフ、ためらいつつも案内すると、彼女が神様に手を合わせた瞬間、雨がやみ、彼女の体にだけ光が差したそうです。
一緒にいた雑誌の取材スタッフも言葉を失ったということ。
沖縄というところは、ユタなどが身近な存在でもあるようで、スピリチュアルな話でも皆わりと普通に話す土地柄ではあります。
最後に
「大石林山」ほんとうに素晴らしい場所でした。
移住してから、県内の「パワースポット」と呼ばれる場所にいくつか行きましたが、私はここに一番強いパワーを感じました。
なぜ今まで行かなかったんだろう・・・と思いましたが、これもタイミングですね。
また今年もう一度は行きたいと思います。
★公式HPから、スマホで割引前売り入場券を購入できます。
前売り特典として、「大石林山」のパワーストーン(カルサイト)をいただきました^^
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