カレーを作るときは、一食分ではなくて次の日も食べられる量を作るお宅が多いのではないでしょうか。
我が家でもカレーを作るときはまとめてある程度の量を作り、次の日も食べます。
次の日に食べる場合とか、あるいは昼に作って夕飯にも食べるという場合、冷蔵庫に入れてますか?
私はわりと大雑把に考えていて、寒い時期だったら出しっぱなしにしてましたが、これ、まずいみたいです。
先日聞いていたラジオで、お医者さんが出演して食中毒を防ぐための注意点について話していて、食中毒を起こす「ウェルシュ菌」のことを知りました。
このラジオ番組の4月13日の放送分です。
これは覚えていたほうがいいなと思ったので、ちょっと調べてみました。
食中毒の原因「ウェルシュ菌」
こちらのサイトも参考にしました。
食中毒を起こす微生物 ウェルシュ菌|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
ウェルシュ菌の特徴
- 人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布(土のついた野菜などに付着している)
- 熱に強い芽胞を作るため、高温でも死滅せず、生き残る
- 嫌気性菌(酸素が嫌い。食品の中心部は酸素の無い状態になるので、菌が増殖)
- 体内に入ると増殖、毒素が産出され、下痢などの症状が起きる
- 潜伏時間は約6~18時間。腹痛、下痢が主で、症状としては軽い
ウェルシュ菌の増殖を防ぐには
ラジオに出演していたお医者さんも言ってましたが、必要なのは
「冬の寒い時期であっても、作り置きした料理は冷蔵庫に入れる」こと。
ウェルシュ菌は、55度を下回ると増えるので、菌の増えやすい温度に放置する時間をなるべく短くすることがポイントだそうです。
とにかく「加熱させても死なない菌がいる」ということをよく覚えておいたほうがよさそうですね。
作り置きするとき:保存の注意点
- 作った料理は、タッパーなどに移し替えて(多ければ浅めのタッパーに小分け)粗熱を取り、冷蔵庫に入れる。できるだけ急速に冷やすこと
- 鍋ごと冷蔵庫で保存すると、なかなか冷えないのでダメ
- カレーやシチュー等とろみのある料理は、再加熱のときに沸騰させると焦げるため、加熱が少なくなりがちなので特に注意
- タッパーなどに移し替える際に、料理を混ぜて空気に触れさせるとより効果的(嫌気性菌のため)
我が家のやり方
今まで、寒い時期はあまり気を付けてませんでしたが、とりあえず暑い時期が長い沖縄に住んでいるので、加熱したカレーやスープなど冷蔵保存する場合は下記のような手順でやってきました。
このやり方で良かったみたいです^^
- 料理をタッパーに移す
- 保冷材を使って、なるべく早く冷やす
- ある程度、粗熱が取れたらすぐ冷蔵庫
保冷材は、旦那が大きなものを持っているので、それを活用してます。
冷蔵品を買ったときにもらう小さい保冷材も少しあるので、場合によってはそれと組み合わせて冷やしてます。
最後に
暑い時期は気を付ける人が多いと思うんですが、意外と盲点なのが春・秋らしく、ウェルシュ菌の食中毒が多いそうです。
例えば、昼に作った味噌汁なども、夜食べる場合はいったん冷蔵庫に入れることにしました。
というのも、あの時って、もしかして菌が原因でお腹にきてたのかも・・・と今考えると思い当たることがあるからです。ひどい症状になったことはありませんが。
ふだんは大丈夫でも、疲れているときなど体が弱っていたりすると、余計に食あたりしそうだし、やはり作り置きの保存は気をつけたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。