昨日、文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」をポッドキャストで聞いていたら、ゲストに作家の池澤夏樹さんが登場してお話していました。
引っ越しが好きという彼のライフスタイルに関するお話に、感銘を受けました。
池澤夏樹さんという作家
私は彼の作品は何冊かしか読んだことがないのですが、知性が際立つ作家さんという印象です。また池澤さんと言えば、世界各地を旅してその経験から多くの本を執筆なさっているようですね。
私は以前ハワイに旅行に行く前に、彼の『ハワイイ紀行』を読みました。ハワイの歴史・固有の文化・自然などについて深く掘り下げた本で「観光地としての表面的なハワイ」の裏の顔を知ることができました。かなりボリュームがありますが、ハワイに興味のある方にはおすすめの本です。
引っ越しが好きな池澤さん
- 沖縄に10年(1994~2004年)
- その後、フランスに5年
- 帰国後、故郷の北海道に在住。現在に至る
というふうに、あちこちに引っ越しなさっているのですが、ラジオのなかで
「引っ越しが好きなんですよ」とおっしゃっていました。若い時にはギリシアにも住んでらしたようですね。
(作家という仕事柄もあるのでしょうね、どこでも仕事できるって羨ましいです。)
大竹まことさんが「その自由さはどうやって手に入れるのですか」とたずねると、
「モノを増やさないことですね」という池澤さんのお答えに深くうなずいてしまいました。
作家だけど蔵書はほとんどない
池澤さん曰く
「作家というのは蔵書を持つけれども、僕はほとんど本を残さない」
「小説一冊書くのに何十冊という参考書を用意するけれど、本を書き終わったらそのままそっくり古本屋に渡す。次の人がたぶん使うだろうから」
「本というのは回るものです」
作家さんなのに、しかもあれだけ綿密に取材をなさる方なのに、手元に残す本がほとんどないとは。
きっと読み返すこともないし、もし必要になればまた手に入れればよいということをよく分かっていらっしゃるのだと思いました。
(★ちなみに、私の一番好きなある作家さん〔昭和20年代生まれで著書多数〕も、「自分が書いた本は一冊も手元にない」とおっしゃってました。すごい!潔い!書き終えた本は、書いた時点でもう自分にとっては必要のない過去のもの、という考え方のようです。)
そんな池澤さんですが、「ほんとうはトランクひとつで引っ越しができれば一番いいんですがね。そこまではいかない」とおっしゃっていました。
池澤さんは、沖縄のかかえる様々な問題などについても発言なさっています。ラジオのなかで印象的だったのは「沖縄に移住して、沖縄のことも東京のことも、全体が見えるようになった」というお話です。沖縄に移住した私も、深く共感できます。
本の断捨離は課題です
私も読書好きなので、本が増えるのは仕方がありません。
ミニマリストを意識してからというもの、増える本はぼちぼち断捨離できるようにはなってきましたが、洋服などに比べると本の断捨離には苦労しています。
どうしても「まだ手元に置いておきたい」という本が多いんですよね。
それでも結局、一度読んだ本で読み返す本は少ないのです。
今のところ、本棚に入る量だけをキープするというふうにしていますが、理想としては本に対する執着を手放してもう少し数を減らしたいと思っています。
最後に
今日の記事で、100記事目になりました!
ブログを始めて約4ヶ月。少しずつ読んでくれる方やコメントをくれる方が増えて、アクセスも増えつつあり、とても嬉しいです。
お読みくださりどうもありがとうございます。
マイペース更新ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
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