こんにちは。かりんかです。
「自分の人生にとって不要なもの、死蔵品」(=ガラクタ)をため込むと人生が停滞していく。
断捨離や片づけの本にはよく書いてあることですよね。
このことを私に初めて教えてくれた本は2008年頃に読んだ、カレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば自分が見える』でした。
そして、この本を読むきっかけになったのはローフードを始めたことだったのです。
ローフードを始めた2007年
健康的な食事法に興味があった私は、それまでも添加物のないものを選んだり無農薬野菜を買ったりはしていました。
ローフードという、生(なま)で食べるベジタリアンの食事法を知ったときは、
「なんでも生で食べるなんて、なんだかストイックな感じだしおいしいんだろうか?冷たい食べ物ばかりじゃつまらなそうだし」と思ったのだけれど、その健康効果を知り食生活に取り入れることにしました。
実践してみたらおいしいし楽しいし、それにまるで背中に羽根がはえたように体が軽く絶好調。これはすごい!と思って当時はローフードまっしぐらでした。
★今はローフードは部分的に食生活に取り入れているだけです。べジもやめています。そちらについてご興味ある方はこちらの記事をどうぞ。
ベジタリアンはヘルシー?べジをやめた話 (1)べジで貧血になったかも? - 南国シンプルライフ
体の浄化と、空間の浄化はつながっている
そんなローフードをバリバリにやっていた10年近く前に、一部のローフーディストの間で話題になっていた本が、カレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば自分が見える』でした。
ローフードに興味がある人というのは、体内の老廃物(や余分な脂肪など)を排出して体をきれいに健康にしたいわけですが、カレンさんの本がなぜローフーディストの目にとまったかというと、
「体の中をきれいにすることと、住空間をきれいにすることはつながっている」
とこの本に書いてあるから。
この本で著者が言っているのは、
「自分の周りの”ガラクタ”はスムースな気の流れを妨げ、人生の進展も滞らせてしまうので、ガラクタを処分しましょう。
そうしてエネルギーを活性化させれば、新たな幸運が舞い込んできます。
そしてほんとうにあなたが好きなもの、使うものは良いエネルギーを発しているので、そういったものだけを持ち、人生を良い方向に進展させましょう」
ということです。
今ではこういったことは断捨離やお片づけ関係ではよく聞く話ですが、10年近く前の私にはとっても新鮮で驚きの発見でした。
確かに実感として、いらないモノでごちゃごちゃになった部屋には、どよーんとした重いエネルギーが流れている感じがします。
そして、住空間をきれいにするだけでなく、体や心からも不要なものを取り除いて軽くし、エネルギーを上げていきましょう、とカレンさんは説いています。(ここでローフードにつながります^^)
「ガラクタ」とは
ここで、カレンさんが言う「ガラクタ」はどんなものか整理しておきますね。
- あなたが使わないもの、好きではないもの
- 整理されていない、乱雑なもの
- 狭いスペースに無理に押しこまれたもの
- 未完成のもの、全て
あの時からもっと積極的に断捨離を進めていたら
この本を読んで「なるほど、ガラクタは悪い気を発しているから処分しよう!!」とは思ったものの、実際には「もったいない」「いつか使うかも」が勝ってしまい、なかなか思い切って処分できなかった私。
ただこの本を読んでからというもの「無駄な買い物はしない」はかなり徹底できるようになりました。
たとえ100円のモノでも値段が安いからと言って安易に買って「やっぱりいらなかったわ~これ。」と思っても、捨てるのは罪悪感を感じるもので、簡単にはできません。
だからどんなものでも(値段の高い安いにかかわらず)買い物は慎重になりました。
「ガラクタ」を増やしたくなかったから。
それで家族には「節約家」と思われて(というか「ケチ」に近いかも 笑)いたけど「ほんとうに必要なモノ、大切に出来るモノだけ」を欲しいと思っていただけなんですよね。
もともと衝動買いとかあまりするタイプではなかったのですが、この本のおかげでさらに慎重になれました。
最後に
この本は何度も読み返して今はもう手元にないけれど、たまに図書館で借りて読み返したくなります。
断捨離→ミニマルライフへと続く、私の原点となった本です。
身の回りのガラクタを退治して、どんどんフレッシュなエネルギーを取り入れていきたいと思います!(もちろん体と心のガラクタも!)
★この本について。2013年に改訂版が出版されています。