もう、30年近く愛用している食器があります。
高校時代、修学旅行で買った萩焼です。
長い間、割れることなく私の手元にあって毎日の食卓で活躍しています。
良いものを長く大事に使いたい
これが30年近く前に、山口県萩市に修学旅行で行ったときに手に入れた萩焼のうつわです。直径が16~17cm程の大きさ。
萩焼について
萩焼はざっくりとした焼き締まりの少ない陶土を用いた、独特の柔らかな風合いが特徴です。土が粗いため浸透性・保水性・保温性が高く、土と釉薬(うわぐすり)の収縮率の違いによりできる表面の細かなヒビ(=貫入)から水分が浸透し、器の中から表面にまで至ります。この浸透により、使い込むほどに器の色合いがだんだんと変化し、なんとも言えない侘びた味わいを醸すようになります。この変化は「萩の七化け」と呼ばれ、萩焼の特徴的な魅力となっています。
私が買った萩焼は、特別に高価なものではないけれど、陶工によって手作りされたものです。
旅行中にたまたま見つけたお店で、迷いながら一枚、少ないお小遣いで買ったもの。
独特のやわらかい色合いと、あたたかな手触りがとても気にいっています。
萩焼は、使うほどに味わいが増し、使い手によって完成されると言われるそうです。「萩の七化け」という言葉は知りませんでしたが。
まさに自分だけの器。ますます愛着がわいてきます。
断捨離にばかり目を向けがちですが
ミニマル・ライフを目指すのはよいのだけど、自分自身を振り返ってみるとものの数を減らすことばかりに気を取られてしまう傾向があったなと思います。
食器については、あまりたくさんは持っていないつもりですが、でも他の方のブログを見たり、お店で見たりすると、新しい素敵な食器に目移りしてしまいそうにもなります。
棚に並んでいる食器が、色も形も統一されていると素敵だし、あんなふうに揃えたいなと思うこともあるんですよね。
だけど。
バラバラの食器でも、(旦那の持ち物と合わせると更にバラバラになるけど 笑)ひとつひとつに愛着があるものを手元に置いて、大事に長く使いたいな。
萩焼のことをあらためて調べて、うちにあるうつわをじっくりと見てみて、あらためてそう思います。
沖縄のうつわ
沖縄に初めて旅行で来た十数年前に買った小鉢も愛着がある一品です。
那覇の壺屋焼です。窯元で買いました。
あの頃は、まさか沖縄に住むことになるとは夢にも思ってませんでした。
最後に
愛着のある器たち、日常生活で使ってこそ活かされますね。
私は長く手元にある、お気に入りの器はどれも日々の生活でしまい込まずに使っています。
そのためには、やっぱり数を少なく持つのがいいなと思います。数が少ないと、ひとつひとつのものをより大切に扱えるからです。
食器は滅多に割れたりしないので、こんなふうに長年同じものを使っていると買い替えるということがほとんどないし、買い物の楽しみからは遠ざかってしまいますけどね(笑)
ドイツで見た、ものを長く大切に使う生活も、私の今に影響していると思います。
食器の断捨離のやり方についてはこちらです。
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